トーフビーツの(難聴)ダイアリー2023 出版記念フェア トークイベントレポート

代官山蔦屋1号館にてHIHATTの商品群が並ぶ様子

2025年11月22日
トーフビーツの(難聴)ダイアリー2023出版記念フェア トークイベント@代官山蔦屋1号館横スペースにて

登壇:tofubeats・和久田善彦(和久田書房)・CE$(HIHATT)
編集:tofubeats(HIHATT)
写真:船津晃一朗(HIHATT)

トークイベントまではtofubeatsによるDJタイム

T:ご来場ありがとうございます。DJは私tofubeatsがお届けいたしました。ということで前座が終わりましたので、ここから本編のトークイベントに行きたいと思います。ということで、早速ご紹介させていただきたいと思います。まずはですね、神戸は和久田書房にて編集者をしております、和久田善彦さんです。登壇ありがとうございます。

ー 和久田さんからお土産をいただくTB

T:なんでお土産を壇上で手渡したかっていうのは、あそこにある説明書きありますんで、ぜひご覧になっていただいてですね。先にちょっと呼び込みしちゃいましょう。

和:これ持ってきて渡そうとしたらステージでやってくれって言われて。

T:そうですね。ちなみにこれ何なんですか?

和:これはですね、神戸の塩屋にあるシオヤチョコレートっていうチョコレート屋さんのクッキーです。

T:ありがとうございます。いただきました。ありがとうございます。

和:あんまりほかで買えないものをと思いまして。

T:シオチョコに関しては後でちょっとご紹介させていただくとして、そして弊社ハイハットより、DJ CE$こと杉生健さんです。

杉:こんにちは。

T:本日はですね、このトークイベントのためだけにお二人を関西から代官山に降臨させております。

和:二人とも日帰り。

杉:東京の頂上やって聞いてますから代官山は(笑)。

T:しかもこの小上がりで喋るということでね、なかなか面白い感じになってるんですけど。本日はですね、このお二人を招いてなんで代官山蔦屋でトークイベントをするのかって話なんですけど、まずはちょっとお二人、簡単に自己紹介していただけたらなと思うんですが、まずは和久田さんの方からお願いしてもよろしいでしょうか。

和:はい、神戸で和久田書房という出版社をやっております。和久田と申します。

杉:そして、tofubeatsのマネージャーをやらせてもらっています。杉生と申します。お願いします。

T:今回ですね、そもそも代官山蔦屋さんでなんでこの3人でこのステージで急に喋っているのかって話なんですけど、もともと私tofubeatsがこちらの『トーフビーツの(難聴)ダイアリー』というZINEを作っておりまして、その編集者が和久田さんなんです。このZINEを代官山蔦屋さんに取り扱っていただけないかということで僕が直接代官山蔦屋さんにメールしたら、取り扱うどころか「ポップアップとかもできますんで、どうですか」ということで本日これが実現しまして。

杉:ありがとうございます。

T:というわけなんですけど、この3人はですね、まずはこのZINEの関係者ということでもありますし、ここに並んでいるこの本の前にですね、『トーフビーツの難聴日記』という、ぴあさんから出版された私の初めての書籍がありまして、そちらもあちらで販売中なんですけど、そちらの本からずっと現在に至るまで編集者として関わっていただいているのがこの和久田さんということで。

今回はこの書籍の話からですね、このポップアップの話まで、縦横無尽にトークセッションしていこうということで、よろしくお願いします。

トークイベントは天候にも恵まれ賑わいを見せた

T:まずなんですけど、こうやって、さも当たり前のように出版イベントとかをこんなところでやってますけど、ミュージシャンである私、tofubeatsがなんで本を出すことになったのかっていう話ですね。ちょっと和久田さんの視点でそれがどういう経緯か説明していただいてもいいですか。

和:はい、えーとですね、『トーフビーツの難聴日記』という書籍が2022年に出てるんですけども、これが何で出たかというところを、ちょっと向こうに私の言い訳というか、説明を書かせてもらってるんですけども。

※ポップアップ内に和久田氏からのコメントを掲示していた

和久田氏からtofubeatsに送付されたポップアップに設置するためのテキスト

和:もともと2019年の年末にですね、神戸の文筆家で写真家の平民金子さんという方がいらっしゃってですね、『ごろごろ、神戸。』っていう本が出てますけど、その年に出版記念イベントをやったんですね。その時に登壇していただいたのがtofubeatsさんです。

T:当時は私、まだ神戸在住だったということで。

和:その後の打ち上げというか雑談みたいな感じで喋った時に、「ちょっと聞いて欲しいんですけど、実は難聴になってまして、左耳が聞こえない状態なんです。公表してないんですけど、それを機に実は日記をずっと書いてました。それがもうすごい1年ぐらい溜まってる」と。
「よかったらそれ読んでいただけませんか」っていうのと、「まとめて本にしたいんです」っていうのをtofuくんの方から言われたんですね。直営業で。逆指名ですね。あとで分かったんですけど、この日記のことは杉生さんも知らんかったんですよ。

杉:僕も知らなかったですね、その日記の存在っていうのは。

和:1年も書いててマネージャーが知らないっていうのは(笑)。

杉:怖いですよね。めちゃくちゃ悪口とか書かれてたりしてたらどないしよかなと(笑)。

和:結構早い段階から杉生さんの名前が出てくるんですよね。

杉:出てこなかったら逆に怖いですよ。こんなに仕事してて(笑)。当時は知らなかったです。

和:そういうところから始まってるんですけど、元を辿ればさらに10年くらい前に遡るんですよね。

T:もともと僕からの目線で言うと、和久田さんになぜお願いしたかっていうと、一番最初に自分に書籍化を何かしないかっていう話をくださったのが和久田さんで。当時はまだぴあにお勤めの編集者でいらっしゃったんですけど。

和:去年までぴあ株式会社ってところに勤めていて、その『トーフビーツの難聴日記』もぴあから出てるんですけども。

T:もともとは僕と杉生マネージャーというか…”マネージャー”という肩書き、かなり語弊があるんですけども、

杉:いや語弊はないやろ(笑)。

T:いや、まあその、便宜上…

杉:マネージャーをやるつもりはなかったですけどね。マネージャー以外のこともやりつつ、流れでマネージャーという肩書きになってます。

T:まあ、なんていうんですか、共同運営者みたいな感じなんですけれども。杉生さんとの関係性がすごい面白いから、これでインタビューとかして本にできないかっていう話を持ちかけられたのが、10年くらい前の話。

和:いや、元々はトーフくん単独での執筆のオファーでしたね、2014年とか。最初の取材というか、お話は杉生さん交えて3人でけっこう2〜3時間くらい話しましたけど。まだHIHATT設立前ですね。

T:そうですね、まだHIHATTは設立してなかったと思いますね。で、まあそういうことがあったんですけど、当時、全然その小童というか、24、5の段階で本を出すなんてちょっとさすがに無理すぎるということで、丁重にお断りしまして、そこから実はいろんな本のオファーがあったんですけれど。某経済新聞社とか某書房とかからも話があったんですけど、それも全て断りまして。本をもし出してもいいなって思う時があれば、和久田さんにまずお声掛けしようっていうのがあって。

和:ありがたい話で。

T:そこでありがたいことに、耳の方が悪くなりまして。

和:チャンス(笑)。

T:ちょっと耳の方が悪くなった時に、自分を癒す意味でも日記とかに書いておけば、面白半分で治った時とかに読めるなということで、すぐブラジリアンワックスの予約をして日記を書き始めたっていう。

和:ブラジリアンワックスに至るのもよくわかんないですけど、

T:とりあえずやったことないことをやって、後から読んで「何やってんだ」と言えるちょうどいいものを探したら、ブラジリアンワックスがちょうど良かったんです。なんで、ぴあから出てる難聴日記の最初の日記は、多分ブラジリアンワックスから始まるっていう感じですね。で、そこから1年書いて、これはもしかしたらいけるかもしれないなっていう感じが自分の中で出てきて、和久田さんにご連絡させていただいて、そこからさらに2年書き続けていってっていう感じですよね。で、そこから完全に日記ハイに突入して、最初のハイが今も続いているんですかね。今もむちゃくちゃ書いてます。ずっと書いてますね。最近はAIとかもあるんで、さっきも車の中で音声入力でめちゃめちゃメモしてました。1週間に1回とか清書して、それを10人くらいだけが読める共有のフォルダに上げていって。

杉:たまに見てますよ、恐る恐る。

和:恐る恐る見んでも(笑)。変なこと別に書いてないじゃないですか。

T:それで出版することになったっていう感じなんですけど、それとは別で、あれですよね。安田謙一さんの書籍イベントに登壇も。

和:そうですね。最初に出版のお声がけした翌年の2015年に安田謙一さんの書籍『神戸、書いてどうなるのか』が出まして、去年文庫化(筑摩書房)されまして、今日も販売中ですが、その本が出た時にもトークイベントをやって出てもらったんですよ。で、出てもらったのが2015年の末で、ちょうどね、濱口竜介監督の『ハッピーアワー』という5時間以上あるすごい映画なんですけど、それをたまたま3人とも見てて、神戸がね、先行上映だったんですね。

T:そうですね、元町映画館という神戸の名シアターで。すぐ歩いて行けたんで。

和:それで見に行ったっていう話をちょうど3人で盛り上がって、翌年に濱口監督がね、実は4月からアメリカのボストンに留学されるっていうことで。これは日本を出る前に捕まえなきゃと思って、濱口監督と安田さんとtofubeatsの3人での鼎談という企画をWebでやりまして、検索してもらったらまだWebでも見れるので。それがご縁でね、その後の『寝ても覚めても』という映画で劇伴と主題歌を担当されているんです。

T:意外と全国的には知られていないんですけど、tofubeatsのかなり大きい案件をフィックスしてくれた方でもありますんで。

和:安田さんの本も去年、筑摩書房から文庫化されてtofuくんが解説文を書かれてですね。

T:そうですね。単行本の時点では自分は解説は書いてなくて、出版イベントだけ出させていただいたんですけど。

和:でもね、一番最初に書評を書いてくれたのがtofuくん。

T:そうなんですね。

和:TVBros.の連載(tofubeatsが過去連載していた『クールひょうごJAPAN』)で、あれが一番最初だったんですよ。めっちゃ嬉しかったです。

T:本を早めに横流ししていただいたんで、早く書けたっていうのもあったんですけど(笑)。そういうことで、数奇な縁で濱口監督の映画からこの本から、安田謙一さんだったり、表にはなかなか出ない神戸を経由したつながりによっていろんな仕事が来てたっていうのは、我々的には当たり前なんですけど、tofubeatsを普通に聴いてる人からしたら、この人がいたから濱口監督の映画の曲をやってたんだ、みたいなことはわからないですよね。
あとはね、ハッピーアワーのロケ地…

和:その取材が『ハッピーアワー』のロケ地でやったんですよね。神戸で撮られてる映画なんですけども。ある主人公の女の人が住んでいる家っていうのが、ちょっと知り合いの家で、そこを使わせてもらって撮影と鼎談をやったんです。

T:結構ね、今見返しても面白いインタビューなんですよね。

現在、全国順次公開中の映画『ハッピーアワー』。 神戸を舞台に撮影された本作の監督・濱口竜介と、 この映画に魅せられた音楽プロデューサー/DJのtofubeatsと ロック漫筆家・安田謙一によるスペシャル鼎談企画を実施! – インタビュー&レポート | ぴあ関西版WEB 2025/11/28

和:濱口監督もtofuくんはすごく深く映画を見てくれているって感心してて。

T:そうですね。でも本当に『ハッピーアワー』は全然このイベントと関係なく、ライフタイムベストムービーなんで、ぜひご覧になったことがない方はぜひ見ていただきたいなって思います。

杉:一時期ずっと言ってました。

和:ハッピーアワー、めちゃくちゃ長い映画なんですけどね。でもあれ、面白いですよね。

T:また余談ですけど、上映してた神戸の元町映画館は持ち込み自由なんで、ファミチキとか持って入っても大丈夫なんです。

和:食べながらね。

T:パンとか食べながら観れるんで。それもすごいですよね。

杉:あんまええことないよね

T:マナー違反ではある可能性はあるんですけど、ちょっと時効ということで(笑)。

和久田善彦

T:話戻るんですけど、『トーフビーツの難聴日記』の執筆中、何個か和久田さんに初めて本を書く上でいろいろ教わったことがあるんですが、編集する上で、これを意識してました、みたいなことは今に至るまであったりされます?

和:でもね、『トーフビーツの難聴日記』に関しては、僕が今まで作ってきた本の中でも、最も手間がかからないというか。

T:ありがたいですね。

和:もちろん、かかってるんですけど、いろいろと細かいところは。日記なんで、こちらからもっとこういう風にしろとか、ディレクション的なことが、あんまりないんですね。する必要がない。逆にない方が生々しいし、もちろん細かいところでね、これはちょっと削りましょうとか、ここ直した方がいいとかっていうやり取りはしてるんですけど、大きい枠としてはやっぱり。なんていうんですかね、本当にその時感じたことを言葉にして残していってるっていうのを、なるべくそのまま残した方がいいかなっていう。

T:なんかまあ、一個すごい言われたことで、本当に心に刻まれてる言葉があって、「悪口を書くんだったら実名で書け」と。で、実名が書けないんだったら書くなっていうのは。

杉:僕らが気を使って伏せ字にしてた部分とかを名前出せよと。

T:ファッションのイベントで誰々にこれを言われてムカついたみたいな話とか書いてたんですけど、そういうのとかはもう実名出せないんだったら削りましょうみたいな。

和:言いましたね。

T:それも結構いまだに全ての文章を書くときにすごい気にしてることで、例えば『〜難聴日記』でも苦言を呈してるところがあるんですけど、割と実名が出てるっていうのは意識したところかなっていう感じですね。

杉:言える範囲の人らってことですよね。

T:映画を見てムカついたとかもちゃんと映画の名前もしっかり出すみたいなのはすごい意識しました。

和:そうですね。それはあった方がいいですね。

杉:個人の意見ですからね。そうですね。

T:「中途半端に逃げるな」と編集中言われてた気がして、その後のZINEを作るにあたって、かなり金言として心に刻まれましたね。

杉:大事なことですよね

和:普段はよくね、3人ともいろんな人の悪口言ってますけどね。

杉:やっぱりあの、今はちょっとこの都会のど真ん中にいますから。

T:神戸に住んでるときとかは、本当にどこで何を喋っても、本当に大丈夫っていうのがあったんで、心理的安全性がやっぱり非常にあって。守られてる感じですね。

杉:代官山って絶対言えないですよね。

T:でもね、まあそういう感じであの、なんていうんですか。難聴日記を書いているときは、僕は東京に移住する前の日記も結構あるんで、そこらへんの変化みたいなところが面白いのかなっていう感じはありますよね。

和:でも、本当偶然っていうか、書いてるうちにコロナにはなるわ、引っ越すわ、結婚するわ、犬飼うわで、

T:そうなんですよ。

和:トピックがね、多かった時期ですね。

T:でもそれもやっぱね、ある意味日記を始めたから、そういう風になっていった部分もあるのではないかみたいに思うんでね。なんか僕すごい好きなホームページでデイリーポータルZってあるんですけど、そこで「記事にできると思ったらどんなことでも乗り越えられる」みたいなことを皆さんおっしゃってたことがあって、確かに難聴とかになっても、そもそも書き始めた理由はそれなんですけど、日記に書けばどんなことでも情報になっていくっていうのがあって。

和:ただでは転ばないみたいな。

T:なんでそれはすごい自分的にも良かったですし、書いてたから治りも良かったんじゃないかなって思いますね。

和:結構精神的にもすごく書くことが。

T:その後の治療経過についても定期的にはちょろちょろ触れたりはしてるんで。みたいな感じで『〜難聴日記』の本が出まして。その後、このZINEになっていくんですけど、これは『〜難聴日記』出した後も自分が日記を書くのかもやめられなくてですね。それで「出したいんですけど」って言ったら、ちょうどその時に出会うんですよね、シオヤプリンティングっていう、これまた説明が必要な、リソグラフ印刷所がありまして。

和:一度塩屋に来てくれた時があったじゃないですか。ご飯食べて、うちにも来てもらったりして。シオヤプリンティングは「塩屋的印刷」って書くんですけど、小さな印刷所で、リソグラフ1台と断載機とか製本機とか、シルクスクリーンとかもあったりする工房なんですけど、そこでいろんな人のZINEやチラシ作ったりとかしてるんですけど、そこを見学してもらったんですね。いいじゃないですかみたいな、なんかZINEとか作りたいんですけどねみたいなことはその時言ってて。それから結構すぐですよ、帰って、次の週か翌週ぐらいに、「今書き続けてるやつをZINEにしたいんですけど、シオプリでやってもらえませんか?」って。

杉:そういうとこに行くとかかってしまうタイプなんで、

和:完全にかかってました。

杉:僕のとこに別に報告もないんで、やります。みたいな。全然いいんじゃないっていう話なんですけど。

T:シングル出して後にアルバム…みたいな感じで単行本出せればいいやと、年区切りでシングル扱いで、自主制作でZINEを作ろうということで、シオプリと編集を和久田さんにお願いして、これが始まっていたという感じですね。で、本日も直でオーダーしている通りですね、真心を込めて私がすべてのお店に卸しているという、リアルインディーズ状態で流通していますので、蔦屋さんにも私が段ボール詰めて送っているという形になりますけど。

T:ちょっと話戻るんですけど、塩屋的印刷がある、旧グッゲンハイム邸っていう謎の…この本にも関わってくるんですけど、塩屋という町についてちょっとご説明いただいたりできますか?

和:神戸市の西の方に塩屋という町がありまして。 三宮まで15分ぐらいで行けるようなところで。そこに旧グッゲンハイム邸という建物があって、その一帯というのが、明治時代に旧居留地に住んでたような外国人が新しく家を建て始めたりとか、景色がいいとかね、静かやとかっていうのでたくさんの洋館が残ってる場所で。だいぶ潰れてしまったんですけど、残ってるうちの1つがその旧グッゲンハイム邸。

T:そうですね。

和:100年以上経ってて、そこを今はライブやイベントとか結婚式場であったりとかという形で運営をしていると。

T:保存してるということですよね。

和:そういう場所があるんですよね。そこの裏にちょっとした長屋があって若い子たちがシェアハウスで住んでて、その1部屋がシオヤプリンティングとして使ってる場所なんですけど。

T:そこの管理人というかトップである森本アリさんがやっているバンドが、この三田村管打団?というバンド。

和:さっき(本トークイベントの前にtofubeatsがDJプレイを行っていた)一番最後に流れていたブラスバンドなんですけれども、この本はそのレコードが付いてて、彼らにまつわるそういったローカルで生活しながら音楽やってる人たちの話というのが書かれていると。

T:神戸って言っても、塩屋って言うとまた独特な場所で、和久田さんも実際お住まいですし、編集者がいて、印刷所も一応小規模ながらあって、洋館があって、そこの旧グッゲンハイム邸はライブ会場としてもかなり有名で、私もDJなんかで何回か出たことありますけど、ちょっと独特な動きを街全体がしてる場所っていうか。その町の住環境みたいなものをテーマにしたフリーペーパーも、本日配ってるということで。

和:置いてますね、これですね(「わたしたちの住環境学」)。

T:これ結構しっかりした冊子なんですけど完全に無料なんで、100冊ぐらいしかないんで本当に皆さん急いで持って帰ってください。これ中身めちゃくちゃ面白いんで。

和:結構ね、岸野雄一さんとかロロロの三浦さんとかVIDEOTAPEMUSIC君とか音楽関係の人も書いてるんで面白いと思います。

T:そういうなんて言うんですかね、塩屋という独特の町の雰囲気みたいなものにプッシュされながら、この『tofubeatsの(難聴)ダイアリー』は実は出版されていたということなんですよね。東京の書店とかで手に取ってる人は意外とわからないんですが、完全に神戸産という。私だけが東京にいる状態になってるんですけども。

杉:神戸はもう捨てたんですよね(笑)?

T:そうですね(笑)。いや…でも輸出先としてぐらいの存在は持ってようかなと思って。輸入して多少お金を還流させるぐらいのことはやろうかなという感じですけどもね。なので皆さんがZINEを買うと最終的には神戸にたどり着いてですね、あのグッゲンハイム邸の保存に使われたりですね、塩屋の若い子のバイト代になったりもするということでぜひ皆様 購入していただきたいという話なんですけど、

杉:まあ今日はギュッっとまとめると「購入していただきたい」っていう話なんで。

ポスターデザインはHIHATTロゴを手がける杉山峻輔

T:購入していただきたいシリーズとして、今回私、ちょっとこちらの話なんですけど、 HIHATTという会社をやっておりまして、こちらが10周年ということで、 そういうのも今回ポップアップなんかを開催させていただいている理由なんですけど、 今回スペシャルな商品として、杉生塾グッズというものが発売されてまして。
これすごく説明が難しいんですけれども、弊社HIHATTに来る前はですね、ソニーミュージックという大手レコード会社で働いてたりとか、シスコレコードというレコード店で働いてたりとかしてた杉生さんなんですけども、tofubeatsの先ほど言ったマネージャーというにはちょっとまた違うというか。いろんなミュージシャンにも関わってくる中で、最近数字や虚飾に踊らされるこの時代にですね、虚にまみれたこの時代に本当に真心を重要視する音楽業界人として、杉生さんの言葉を残していこうという『杉生塾』というプロジェクトを弊社の10周年記念プロジェクトとして実は去年からやっておりまして。定期的に杉生さんのインタビューを文章化して、社内だけでシェアするという。

杉:そうですね。もともとうちに新しく入った船津くんというスタッフに、お仕事の内容を伝えるためにインタビューしてたものをまとめただけですが。

T:インタビューしてたものですけどそうですね、まあでもそれから見えてくる 精神世界というかね、音楽に対する捉え方みたいな

杉:そんなディープなもんではないけど

和:まあでもね、杉生マインドがすごく杉生塾には詰まってる

T:そういうのが面白いって和久田さんも言ってくださってて

和:そうですね。なんかちょっと、どういうんですかね。あんまりない関係というか、いわゆるミュージシャンとマネージャーみたいなのとはちょっと違う、独特な信頼関係がある。

T:なので、そういうところで自分はこういう感じで本になってたりとかすることで、どういう気持ちで音楽の仕事に向き合ってるかとかっていうのが結構つまびらかになってるんですけど、これをやったことですごい良かったなって思うので、これを杉生さんにやってもらうと面白いんじゃないかいうことで杉生塾をスタートさせました。
ただまぁいかんせんDJもやってらっしゃいますけど表に出てるわけじゃないんで今回はTシャツを買った方だけに。

和:封入されてる冊子…

T:特典ですよね

杉:学級新聞ですあれは(笑)

T:まぁ今年2回くらいあった弊社のイベントでは壁新聞として張り出してまして

和:老眼殺しって書かれてましたけど

杉:プリント版はスケブリさんのデザインによってすごく読みやすくなってます

T:気になってる方は現状Tシャツを買うしか方法がないので、 現状はね、ポップアップで買ってほしいんですけど、まあでもそこの中にね、こう書いてあることは、 結構その音楽業界のみならずですね、そういうクリエイティブな仕事に関わる方なら、 グッとくる部分があるんじゃないかなっていうふうに結構真面目に思うので。

和:杉生さん的にはどうですか?その音楽ディレクターとして働く中でこう、これを気をつけてるなとか

杉:基本的にはまじめにやるってこと心がけてますね。「まともに話を聞く」っていう。説明難しいけど

T:でもこの世の中で「真面目にやるのが大事だよ」って言ってくれる人が何人いるのかって話じゃ無いですか。

杉:チャラチャラした業界に見られがちなところもあるんですけど、真面目にやんないと続かないってのはありますけど

和:僕から見たら2人ともすごい真面目ですけどね

T:すごい真面目にやってますよねぇ。

杉:意外とね。

和:すごいだからあれですもん。メールのやりとりとかめちゃめちゃ真面目ですもん。硬いし。丁寧。とある仕事関係の人がね、杉生さんのことは知らなくて、メールのやり取りだけしてて。後で会ったら、刺青だらけの男が来て…どいつがミュージシャンでどいつがマネージャーかよく分からないって笑

T:よくフェスの入り口とかでね、僕がマネージャーだと思われるっての、よくあるあるなんで。

杉:マネージャーさんこっちですって言って違うところに誘導されて行きますからね。そのね、見た目にタトゥー入ってたりするんですけど、それはなんか、別にポジティブな要素じゃない時も多いと思うんで、 メールとか電話とかはすごい丁寧にしてて、「意外とこんな感じなんですね」みたいな、逆のギャップみたいな。 

和:逆ギャップ。

杉:大事にしてます。 

和:いやでも、なぜそのメールを丁寧に書くかみたいなことも杉生塾にはね、書かれてたりするんで、それはすごいちゃんとした考え方というか。 

T:あとは結構語録がありまして、「 バカにされるのは良いけど、アホにされるのはムカつく」とか

杉:これちょっとニュアンス伝わりづらい。そうだね、関西弁でもある。アホなふりはできますけど、その本当の部分でバカにされるのは嫌だなっていうだけの話で、ただ全然その、愛想良く普段はできる…できるって言ったらおかしいですけど、愛想は良くした方が良いんで。

T:そういうね、プライドを持って志望するみたいな話が、杉生塾には…一子相伝。

杉:一子相伝ではないけど(笑)。

どんな仕事でもね、音楽業界が特別なことってそんなに無い気がするんで

別に自分は作るわけじゃ無いから、音楽を。

和:ただでもこの2人の関係性でいうと、ちょっと独特の信頼関係だなと思うのは、二人ともがビジネスマンであり、二人ともがクリエイターである。ところがあるんで、これが結構珍しい。

T:確かにそうなんですかね?意外と

和:どっちかというと、こっち側(アーティスト)の人は作ることに専念しよう。こっち側(マネージャー)の人は表に立って、この人を守る。一般的な考え方として。そういう部分が、トーフくんの場合は、さっきの納品の話もそうですけど、割と事務作業とかもがっつりやる。

T:自分が事務作業好きっていうのも…昨日も横浜の中華街で、面白いこと言ってくれへんかなと思って占い行ってきたんですけど、そういう事務作業みたいな、好きだよねみたいなこと言われて、めっちゃ好きですって話してたんですけど。だからなんなんだって話しなんですが(笑)。

杉:でもその得意なことは得意な方がやればいいんじゃないの?っていうのは当会社はあるんで。苦手なことをね、無理やりやらしても。いまだに僕Excelの表作れないですから。

T:これね、会社を作った時に本当に笑い話っていうかあるんすけど、マクロみたいなのを簡単に組んで、給料の計算みたいなのをやってもらおうと思って、

杉:マクロって何のことかわかってないですからね。

T:で、お願いして送ったんですけど、「俺Excelわからんわ」って言われて、じゃあ自分がやります。って感じで、こっちがやるようになって、以降10年僕はずっと経理をやってるんですけど。

杉:ソニーに入るときも、エクセルもワードも使えなかったんですけど、 使えますって言ったんです。で、実際使わなかったんです。

T:ちょっと前段と話しておかなきゃいけないのが、 ソニーミュージックに昔いて、そこで新人発掘の部署として。

杉:SDっていう部署ですね。

T:で、新人発掘の仕事でtofubeats以外の全ての人間をメジャーデビューさせ、tofubeatsだけソニーでのデビューに完全に失敗して、 契約社員の任期が終わってしまって、社員にならないかと言われたんですけど、そこを蹴って私とそのHIHATTというか、HIHATT設営する前に芸能事務所に2人で一緒に入った。というのが流れですね。

杉:まあまあ、そうですね。キレイに簡単に言ったらそうですね。粘ったんですけどできなかったっていう。

T:ほんと、すごいいろんな有名事務所の人に挨拶を言ったりしてましたもんね。

杉:でもほんとに、何だろう、漫画みたいに、半沢直樹じゃないけど、すごいあしらわれ方するんですよ、売り込みに行ったら。そんな音楽ただで配ってるやつ、どうすんねんみたいな。 売れるわけないだろ、って。

T:今考えたらめちゃくちゃ正論なんすけどね。

杉:「ですよね。」って俺も返したけど。そうそう、そんな時期が。まぁ、円満退社はしてたけど、そのタイミングでトーフも大学卒業のタイミングだったし、ロストディケイドってアルバムも、思い出代わりに作ろうかと。

杉:豆腐はもう就職せぇと。そうですね。はい。言ったの覚えてる。

T:逆にそこで内定してた会社に入ってたら、 そこで上京してましたけど、そこで就職失敗したんで、 関西に30歳くらいまで居れたっていうのもあったんで。まあいろいろなタイミングが重なってここまで来たと。 

杉:で、「lost decade」っていう「水星」という曲が入ってて、それが意図せずハネてもらって、ハネてくれて。 iTunes1位で。

T:25歳ぐらいまではあれの貯金でしか暮らしてなかったんですけど。

杉:そうですね。 インディーズアルバムなんで。 がっつり金入ってくるやつなんで。

T:まあでもその後はお金なくなって杉生さんは伊賀の実家に帰り…

杉:30 31 32かぐらいは実家に帰って、お金がなさすぎて、年収多分俺あの時100万くらい、でもめちゃくちゃ忙しかったんですよ、tofuがメジャーデビューで。

T:メジャーデビュー直後ですよね、僕が。

杉:もう言ったら、月の半分ぐらい東京にいるみたいな状況で、僕の給料、給料というかまあ、歩合にしてたんで、ほんと10万円ぐらい。

T:ワーキングプアってやつだったんですよね。

和:その時はHIHATTはまだですよね?給料はワーナーからでてたの?

杉:いや前の事務所

和:なるほど

T:僕は言ってたようにlost decadeリリースのときの貯金があったんでやられてたんですけど、30いくつの人にお金がなくて実家に帰らせてる場合ではないということで独立しないとってことで独立まして

杉:まぁ僕も別にその契約も納得の上で結んでるからこれはちょっと甘く見積もってたっていうだけなんで

T:何も分かってなかったんで、そういう何も分かってないようじゃダメだと。自分たちで責任を負うことで緊張感を持っていろいろやっていこうってことで、HIHATTができまして、気が付いたら寿司のPVとかを作って、緊張感なくなってきるなと

和:緊張と緩和やね

T:なんで今年はもう10周年だからって言ってやりたいことやりすぎて、本当に会社の収支がちょっとどうなんだって感じだったんですけど。

杉:いやでも収支報告イベントでされてましたけど。ちょうどさっき和久田さんと話してたけど。

T:去年赤字って報告してたんで、

杉:和久田さんはそこに金額書いてなかったことに苦言呈してただけどね。出すんやったら金額もかけよって

T:いや、そうなんですよ。それは和久田塾っていうか、出すなら実名出せで、いや僕はその、めっちゃ直前まで悩んでたんですよ。前日チャットGPTにグラフを作ってもらうときに、これ額入れるか入れないかどうしようって

和:いや金額の話は冗談ですよ(笑)。出せないでしょ、それは。

T:でもあの帝国データバンクとかにあるんで、企業情報の月額払ってらっしゃる方は調べていただければうちの会社の方が見れますんで、

杉:はい。50億ぐらいやったっけ?

T:そうですね(笑)。50億欲しいっすね。まあでもリアルな話ね、あの、このZINEなんかをね、いっぱい売って、頑張ってやってますんで。

杉:まあそういうなんかね、めちゃくちゃ大きい仕事をしてるイメージ、僕らは持ってないからね。小売とかも好きやから。 

和:いや、全然なんか大きな仕事もしてると思うんですけど、でも本当にこれ(ZINE)なんかDIYの極みなんで。

T:そうですね。こういうなんか自分で作ったものをですね、お店に直接卸すみたいなことがちょっと、根本にありすぎて、やっぱ高校生とかの時にそれをやって音楽始めたんで、そういうのやらなくなることに対する恐怖がね、すごいありますんで。

和:いやでも、杉生さんもね、その辺はもうハードコアパンク上がりなんで、DIY精神っていうのはすごいあるし。これもね、2022が4刷で、2023が2刷ということで、かなりの部数になってますけど。全部手作業なので。

T:そうですね。どちらも、あと、ZINEってやっぱりCDと違って、こういうところにやっぱ置いてもらえたりとか、あと、なんていうんですか、置いてくださいって言いやすいんですよね。

和:CDは言いづらいですか?

T:CDとかやっぱカセットとかってやっぱりまあ音源なんで、好みだったりテイストがあったりとかして、まあ、それこそちょっと前にカセット出したときに、都内のカセット屋さんとか連絡したんですけど、意外とテイストの問題で置いてもらえないと。

和:へー、そうなんや。

T:結構それに忸怩たる思いをしましたんで

和:DJNEWTOWNっていう人がどういう人かはちゃんと説明はある?

T:いやそれはまぁ全然うちのレーベルから出してるミュージシャンなんですけど

和:そういう感じですね

T:まぁちょっとそれが結構そういう感じだったんでなるほどねなんというかZINEとかの方がもうちょっとこうなんか汎用性があるというかいろんなところに置けるなと

和:広いところにね

T:今回とかもやっぱZINEをきっかけにこういうことをさせていただけたんでそれはやっぱりあのミュージシャンではあるんですけど本出してよかったなって思うと思います

杉:向井秀徳を隠すようにね

T:それこそ設営も自分で来たんですけどその時も向井秀徳の前にポスター置いて大丈夫かなと思ってたんですけど

そういえば高校生の時に葉書かなんか当たって向井秀徳さんのポスターもらったことあります。ほんまにこれ向井秀徳さんのサインかな?ってくらいワッって書かれたやつ

和:感慨深い繋がりやね

T:なのでうちの物販買ったらあっちの物販も1個買ってくださいって感じなんですけど。
まぁこんな感じでざっくり話しましけど、この話(和久田書房の刊行物)ももうちょいしたいなって感じです。

T:本日塩屋から和久田さんがハンドキャリーで持ってきた、この、この手で持ってきた、この三田村管打団?の『旅行/キネンジロー』。そもそも和久田さんはぴあをお辞めになって、和久田書房っていう個人出版社、いわゆるHIHATT的な状態になったんですよね。長年のサラリーマンを卒業して。これはうちらでいうlodt decadeみたいなことじゃないですか? ファーストシングル。

和:最初の刊行物なんでね。

T:これ、なんでこういう形になったんですか?

和久田書房『生活と音楽 三田村管打団? – 旅行/キネンジロー』を手に取るtofubeats

和:いや、これはね、僕が退職してその後出版社立ち上げる以前から三田村管打団?のレコード作ろうみたいな話はちょっとしてたんですよ。でも誰も具体的に動かなかったんです。そういうのがあって、僕は辞めた時点でも出版社を始めるとは決めてなかったんですけど、まあとりあえずこれは作ろうというところから始まったのもあったんですよ。
で、これちょうどレコードと本がセットになっているという特殊な仕様なんですけれども、最後にかけていただいた曲とかも入ってたり、ちょっと説明すると長い…ややこしいというか、三田村管打団?というバンド自体がまず説明しづらい人たちなんで。

T:一応、森本アリさんってさっきの旧グッケンハイム邸の管理人の人が一応リーダー的なことになってるんですけど、前身バンドも一応あるんですよね。

和:LIVE! LAUGH!っていう、亡くなってしまった大原裕さんがやってたブラスバンドがあって、そこにいた若手メンバーがその後引き継ぐような形で新たに始めたのが三田村管打団?なんですけども、もう23年くらいやってて。

T:そうですよね。ぼくが物心ついたときにはあったような気がするんで

和:まあ、みんな音楽のためだけに音楽やってるわけじゃなくて、 みんな普通に仕事持ってて、何かあれば集まるみたいな、そういう感じで、メンバーもMAXで集まれば結構20人近くいるんですけど、 少ない時は4〜5人とか。

T:究極のアマチュアバンドって言ったらいいんですかね。

和:別にメンバーも、脱退とか加入とかそういう概念はなくって。そんな感じで集まってる人たちで、でもすごく音楽は良くって。彼らの音楽の魅力がすごく生活に根ざしているっていうところをいろんな人に書いていただいてます。

T:そうですよね。なんかこう、地方都市とかに住んでって思ってたのが、やっぱり音楽で生計立ってる人ってまじいないじゃないですか。

和:いないですね。

T:まあそれこそ杉生さんみたいな音楽ディレクター1本で住んでる人っていうのもさらに少ないですし、自分みたいにミュージシャン1本で住んでる人も基本的にはいないっていうのが、神戸であったりとか地方都市だと思うんで、そういう中で音楽をやるっていうことのリアリティみたいなのが。

和:もっと普段から当たり前のように音楽があるかどうかっていう話で、結局今バイトで頑張ってるんですけど、音楽で成功するためにバイト頑張ってて、芽が出なかったらもう音楽やめますとか、そういう話じゃない。音楽はずっと続く、みたいな。

杉:音楽自体をやめる・やめないって話はあんまり僕らも考えたことない。

和:「仕事は音楽で成功するための仮の姿だ」みたいなね。昔ながらの。

T:そういうのじゃない人が基本多いっていうか、そういう人たちばっかりなのが関西だったり地方都市だったり。

和:そういう割合的には多い。

T:そういうナチュラルな感じみたいなのが入ってて、それって都会で見ると結構新鮮だったりもするんで、なんかとにかく、その塩屋の感じとしか言いようがない。商品ポップにも書いてるんですけど、塩屋の感じとしか言いようがない、その「感じ」みたいなのっていうのは、

和:ぜひ、それはちょっと感じてもらいたいっていうか。

T:興味あったら皆さん、塩屋に行ってみてほしいですね。

和:普通に良いライブ公演やってたりしますしね。

杉:tofuがライブやってるのもYouTubeに残ってるよね。

T:そうですね。意外に音も出せるっていう。

和:音出せますね。

T:ライブイベントとか、主に結婚式が多いんですかね。

和:結婚式はやっぱり多いですね。もう随分先まで予約が埋まってるくらい。

T:自分がね、雨男じゃなかったら結婚式あそこであげてもよかったなって感じだったんですけど。

杉:大雨でしょうねそんなの

T:僕ね、結婚式の日、台本にも書いてますけど、台風来て大変やったんですけども。西武劇みたいに外を藁みたいな感じで枝木が転がってましたからね、結婚式の日。

杉:日帰りするって言ってたのにできなかったってね。

T:そういう話とかも日記には全部書いてるんで。記憶の外部装置としても良いですし、人にも言われる時とかもあるんで。あそこ行ってましたねとか。でもなんかデメリットとしては本当合う人全員が甘いものをくれるっていう問題…「手土産を持っていかなきゃいけないんじゃないか」とみんなに思わせてるという。

杉:和久田さんにも思わせてるからね。

和:思いました(笑)。いやぁ、でも本当に悩みましたよまじで。神戸で買っても、ほとんど手土産の定番的なものはトーフくんが普段持ってくるもの、持っていくものなんで。こっち(東京)で買うわけにもいかないんで、どうしようかなと思って、じゃあもう、塩屋でしか買えないものをと。杉生さんと船津君にもあげたんですけど。

T:塩屋はお店も独特ですよねシオヤチョコレートもそうですし。多分お二人にはあれですよね。ワンダカレーの。

和:ワンダカレーのレトルトなんですけど。塩屋は個人商店が多いんです。今どき、個人商店が多い街ってすごく珍しいことだと思うんです。駅前に降りると小さい商店街がいきなり続いてて。普通ね、特に神戸って震災以降もうガッと綺麗になっちゃったんで、ほとんどのJR沿線の駅って駅前にでっかいロータリーがあって、商用施設があってコンビニがあってなんですけど、塩屋はロータリーもないし、商用施設もないし、車でそもそも入れないですよね。コンビニもないし。

T:鬼平コロッケしかないですもんね。

杉:コンビニみたいなのありますよね。

和:あれ潰れました。

杉:マジで?

和:コミュニティっていうね、小っちゃい商店があったんやけど、潰れてもうて。夜とか駅に帰ってきてどこでビール買うねんって。

T:ただでもなんかそういうおしゃれな個人商店みたいなのがあったりとか、小さいながら書店があったりとかしまして、最近は神戸でも若い子とかが週末ちょっとおしゃれな店食べに行きたいとかそういうような場所にもなってますよね。

和:さっきのシオヤチョコレートっていうのも、駅から歩いて自宅に帰る途中にあるんですけど、できたばっかりのところにインフルエンサーの子が投稿したら、ものすごいバズってめっちゃ人来るようになって。

杉:関西のインフルエンサーの人?

和:多分そうね、よう知らんけど。

T:悪いなぁ今の。

杉:インフルエンサーって東京にしかいないんじゃないの?

和:おるやろ(笑)。関西にも多分。ちょっとしょぼめのね。

T:しょぼめとかやめてください。一旦ちょっと置いときましょう。

和:その時期、そのあたりを歩いてたら、よくこんなしてる子(スマホを見て道に迷う姿)がいっぱいいて、何人にシオヤチョコレートの場所教えたかわからない。

T:ありますよねそういうの。駅前のピザ屋もそうですし。本当に独特な…特に観光におすすめということで。神戸に行ってもやることは意外とあまりないので、塩屋まで足を伸ばしていただいて。

和:この秋からはね、宿泊施設もできるんですよ。1日1組限定の、古い家を改修した一棟貸しのところができるんで。それを運営してるのがこの本とかこのZINEとかをデザインしてる小山(直基)さん。

T:そうだ、忘れてましたけどこの本もそうです、トーフビーツの難聴日記・ダイアリーシリーズ全部小山さんっていうデザイナーの方がデザインしてくださってまして。塩屋在住の。和久田さんとはズブズブなんですよね?

和:だいぶお世話になってます

T:他にも塩屋の建築士の方など面白そうな話がいろいろありますけど、ぜひね、塩屋に行って確かめていただきたいですが。

和:遠いけどね。

杉:ここからはめちゃくちゃ遠いです。

T:でもそういう塩屋に皆さんに行っていただきたいっていうのも今日一つの目標でございます。

和:ここでこんな塩屋っていう言葉が出てくるとは。

杉:連呼するなんてね。びっくりです。

T:代官山に定期的に来るようになって久しいですけれども、それでも塩屋は未だにおしゃれだなって思います。

和:代官山にも定期的に来るようになってますよもう(笑)。その時点でおしゃれですけど、

杉:考えられないです。定期的に。

T:そうなんですよ。あと芸能人もよく見かけますんで、この前もね、うちの船津くんがKEIJUを見かけたっていうテンション上がってましたよね。

杉:関西で歩いてたら大変ですよ、もうファンに捕まって。

和:いやー、でもどうなんですかね、関西でリアリティ無いなぁ。まあ芸人さんとかはね、よく見かけますけど。あんまりその、今をときめくみたいな。

T:引っ越して5年ぐらい経ちますけど、いまだにスーパーマーケットとか行ったらめちゃくちゃテンション上がりますもんね。 芸能人とか見かけて。何の話してるんやって話ですが。

和:逆はないですか? 

杉:逆はあるでしょ。お前見たことあんなみたいな。何て言われるの? 

T:いやなんか普通に「tofubeatsや!」みたいなもありますし、なんか丁寧なのもありますし、ぞんざいな扱いもありますし、本当にもうよりけりっていう感じですね。

和:何て声かけられるの? 

T:言うと結構ちゃんと…声かけていただくことは多くて。適当なのは最近無いです。それこそ、ここに本買いに来る時とかにたまにスタッフの人とかに気づかれて、おしゃれな本買ってない時とか、すごい嫌やなって。

和:見られてる。

T:そういうのは、シュッとした本買った時だけ、声かけてくれると嬉しいんですけど(笑)。

杉:画集とか。

T:画集(笑)。

和:まあでも、画集もね、取り揃えてますんで。

和:でもよう本読んでますよねって話をさっきしてたんですよ

杉:俺は年間2冊も読まへんもんね。

和:そんなん普通ですよ、たぶん。

T:そんなの、本出してる人が言わんといてください。

杉:なかなか読めないんですよ。ZINEは読めます。

和:tofuくんくらい年間本読む人が全員やったら、僕とかめっちゃ儲かってますよもっと。 出版業界ももっと儲かってます。

T:でも、今日ここにいらっしゃる方は、ZINEはもちろんグッズも買って、本も3冊ぐらいは全員買ったりするんですよね(笑)。

和:今日のお客さん見た感じそうですよね。

 T:実際僕はあそこの中のブロックの経済とか思想のコーナーがあるんすけど、まじで週1…いやでもまじで結構買ってます。

和:おー素晴らしい。

T:うちの会社にある本結構な割合ここで買ったものです。

杉:良い客ですね。

T:否めないです。そうなんですけど、特におすすめの本とかは今日は言わないんで、それぞれZINEと和久田書房の本を買って帰っていただければ。

和:あとね、杉生塾を読むために。

T:かなり限定で、ちょっとこの後出すかもわからないんで、今日売り切れたら多分もう終わり。球数もだいぶ少ないですよね。

※ポップアップでは杉生塾のプリント版が封入されたTシャツが限定販売となっていた

杉:30枚ぐらいじゃない?

T:30人以上いますよね今日は。

和:今日売り切れそうですね。

杉:残ったら持って帰るんで(笑)。

T:もしかしたら増産もあるかもしれないです。

杉:続編のほうがいいんじゃない?第3弾、第4弾と。

T:今日もまた杉生塾パート3として文章かされると思います。

和:これが?

杉:何も喋ってないよ

T:ここで「黒玉」とか「小シャンク」といった語録のメモがあるんですけど

杉:その話めっちゃ長なんねん。

T:10分15分で説明するのは難しいですかね。弊社内でテーマになってる黒玉って言葉と小シャンク、中シャンク、大シャンクって言うのがありまして、それの説明をしたかったんですけど、ちょっとあまりにも複雑すぎて。

和:複雑(笑)。

T:黒玉は難しい概念ですけど小シャンクについては話せるんじゃないですか。

杉:まぁ簡単に言うとその「幸せの単位」。

杉生健

和:シャンクって何?

T:『ショーシャンクの空に』って映画ご存知だと思うんですけど

杉:あれが、シャンク。

和:あれがシャンク。

T:あの映画で屋上でみんなでビールを飲むシーンがあるんですけど。

杉:冤罪で捕まってしまった人の話なんですけど、屋上でビールを飲んでみんなでなんか日常を過ごすみたいなシーンが一瞬だけあって。それについて先輩と話してる時、あれが「小シャンク」や、と。

和:なるほど。

杉:で、エンディングの最後の再会の感動のところとか何シャンクなんすかって言ったら、あれも「小シャンク」やと。

和:あれも小シャンク?

杉:あの映画は全部小シャンク。

杉:中シャンク、大シャンクっていうのは出たらダメなんですよね。言ったら死ぬ直前に大シャンクを迎えた方がいいじゃないですか。そのシャンクの単位ってものすごいデカいんで・・・大丈夫かなこの話?

T:まあだからこの実現不可能な概念としての「大シャンク」があって、中シャンクすらも基本的にはないと。

杉:中シャンクも俺あんまり見たことないかも。

和:ちょっと小シャンクの幅広すぎて(笑)。

杉:小シャンクがかなりすごいことなんですよ。だから、第一印象で言ったら「小」ですけど、シャンクの単位はすごいデカい、デカい。

T:だって刑務所の中でみんなにビール飲まして、それ見て笑顔になるのが小シャンクですからね。結構もうハードル高いんですよ。

杉:脱走して刑期終えたやつと合流して、第二の人生を始めようっていうエンディングが小シャンク。『ショーシャンクの空』にいう映画なんで全部小シャンクなんですよ。この話はちょっとなんかポッドキャストとかにした方がいいかも(笑)。

T:まぁでもこれって言ったらさっきの杉生塾の話と一緒で、そういう虚にまみれたこの世の中でですね自分の中の倫理観っていうのをしっかり意識してやっていこうっていう。

和:僕ね、今、tofuくんが見てる今日のメモね、「こんな話します」みたいな。「小シャンク」って書かれてたんですよ。何やろこれって思って。小シャンクって。ずっと何やろって。全然杉生塾読んでも書いてないし、今もまだわからないですよ。

杉:僕の先輩が教えてくれたんです。「知ってるか」って。何やったかな?(味園)ユニバースとかでイベントやった帰りとかに、最後の日(閉店前のイベント)かな?CHOICEってイベントやってて、終わりがけに「もう中シャンクくらくらいあったちゃうん」みたいなことを先輩が言い出して。

和:普通に言うてたんや。当たり前のみんな知ってる言葉かのように。

杉:いや、中シャンク行きかけたわ、みたいな。ああ、行ってないんですね、みたいな。

T:まあ、そのね、最後の無くなる味園ユニバースって会場で、まあ、いいライブを頑張ってやって、みたいなね。

杉:まあ、そのいろんな思い出も詰まってたんで、それを見た先輩が、中シャンクぐらいあったかもしれない、みたいな。そっから、まあ、そういうシャンクの話になって、

和:最近ありました?小シャンク。

杉:だからその日常の日々のシャンクを大事にしようって話やったんですけど。

T:でも小シャンクの単位めっちゃでかいわけですよね。

杉:めちゃくちゃでかいです。宝くじ当たったくらいでも小シャンク。人によってあれは違うかもしれないですけど、大シャンクとかはほんま死ぬ直前。理想としては。

和:大シャンク見たことあるやつおるんですかね?

杉:その人は死んでます。多分。

T:いやだからもう、ウィゲンシュタインみたいな話だと思ってます。ハシゴみたいな話なんでもうこれは。でもその黒玉も小シャンクもすごいグッとすると、やっぱりさっきの自分の判断みたいな。みんなが良い・悪いとかじゃなくて自分が「これを良いんだ」と思ってできるか。みたいな話なんですよね。それがよく作用するか悪く作用するかっていう話が最近ちょっとHIHATTの社内でテーマになってまして

和:まだよくわからない

杉:俺もなんか今、tofuはすごい適当、適当というかざっくり解釈してるなと思いました。弊社の中でも食い違ってましたからね(笑)。

和:そこは擦り合わせておいてくださいね。

T:小シャンク・黒玉に関しては、続編で。

杉:黒玉に関しても難しいんですよ。

和:黒玉はなんなんですか、そもそも。

杉:黒玉はそのー、 音楽やってる子で僕は関西の子とを話すことが多いんですけど、いろいろ生きづらいと。音楽やっていったりしても、なんだろう、不器用な人っているじゃ無いですか。言い方悪いけど。自分もそうやったし、生きにくいみたいな話をいきなり何かのイベントの時にされて、その時に僕は「ちっちゃい時からこの辺(右肩後ろ)にガンツの黒い玉みたいなの、お前あるやろ」みたいなことを言ったんですね。

会場:(笑)

和:そっからですよね。まずそっからちょっと理解をね。

杉:「それが時によってでっかくなったり、ちっさくなったりするやろ」みたいなことを、なんか適当に言っちゃったんですよね。そしたらその子がもう膝を打ったわけですよ。「それです!ちっちゃいころからの辺にもうガンツの黒い玉みたいなやつがずっとある」と。それが時によって大きくなったり時期によって見えへんかったりするけど、そういう人たちのことを「黒玉軍団」って呼んでるんですけど。リストアップはちょっとずつしていってるんですけど、かなり関西の人が多いんですよね。

T:そうですね、主に地方在住のまあ、これは結構ギャップの話みたいなところもあるんですけど自分とかも関西で活動して、東京で活動してやってますけど、なんて言ったらいいんですかね。関西で僕とかがリスペクトしてたりとかっこいいなって思う人が必ずしもみんな音楽で成功されたりしてるわけじゃないじゃないですか。そういう時にどうしてもやってることと評価とかにギャップがあったりとかとか、そういう、そうでなくても単純にやってることが伝わらないであったりとか、それプラス伝えるのが下手っていう別のベクトルの問題もあったりするんですけど、そういうことだったりとか、人が少ないから、同じことやっても1人来るのと100人来るのとでは違うじゃないですか。みたいなこととかで、黒玉がやっぱりでっかくなったり、ちっちゃくなったりするみたいな。

杉:ストレスとはまた違うんですよね。ストレスって言ったらちょっとヘビーやから。何かよくわからへんけど、何かを邪魔しようとする黒い玉が。

和:誰しも持ってるものってわけでもない?

杉:誰しも持ってるんじゃない?今研究中なんですけど。

和:ここら辺は徐々に杉生塾の続編で。

T:ここは次回予告的な感じで。

杉:次以降は黒玉を順番にインタビューしていこうかなと。黒玉軍団を。

T :これ黒玉軍団って誰ですか?って直接杉生さんに聞いてもらいたいですね。

杉:まだ何人かしか表現できない。はっきり言ってきたのはBIOMANってやつなんですけど。

和:ああ、BIOMANは黒玉ある気がしますわ

杉:neco眠るってバンドのキーボードのBIOMANくんが。

和:彼もね、難聴になったんですよ。難聴ZINEみたいなのをnoteとかで書いてたりもして。その後自分でZINEも作って。

T:BIOMANさんの難聴のZINEもたぶん、例えばとにかく日記屋月日とか買えるところあると思うんですけど面白くてですね、僕と違ってバイオさんは入院して治されて。とても面白いです。難聴の予後もいろいろあって。

杉:彼は、イベントの時に、いきなりベロベロで、生きづらいですよ、という感じで絡んできて、彼が生きづらいって言って、お前黒玉あるんじゃ?って診断になったってだけなんですけど。

和:なるほどね

杉:別にまだ概念でしかないんで。でも今ので速攻わかったでしょ?

和:わかったわ(笑)。

杉:そうなんですよ。あとはこれを言語化していくだけ。

T:これは和久田さんとハイハットの共同作業になっていきます。

和:難しいな(笑)。

T :あとは京都METROの後ろ半分でずっと溜まってる面々とか…伝わりづらいですが。

杉:動画とか写真とかね、撮って、ちょっと文献にちゃんとしていこうと思いますけど。

T:そうですね。なんでまぁ次回以降でもね、ぜひお楽しみということなんですけど。時間もね、いい感じなんで、最後にもう一回ちょっとね、まとめていこうと思うんですけども、本日改めて難聴ダイアリー2023というですね、この黄色い方が、ややこしいんですけど、2023が今年発売。最新版ですね。2年前ですね。ちょっと仕事がどうしても内容的に書けないことが多いので、2年遅れての出版となっています。

杉:結構時差は感じるかもしれないですけど。

T:その代わり、制作中の曲とかも実名で出してるんで、結構面白いかなって思います。これってあの曲なんだってわかるんですよね。2022の方がずっと売り切れてたんですけど、こちらもちょうど4刷目が出来上がりまして、こちらも大量に在庫してますので、ぜひチェックしていただきたいんですけども。

そしてこの2冊がメインではあるんですが、弊社HIHATTのグッズ、いろいろありますし、あとWARNER MUSICさんで普段取り扱ってるツアーグッズとかもいろいろ在庫してますんで、ぜひということで。あとはこちらですね、横にあります、和久田書房のファーストリリース。これ、レコードもついて3630円。安いです。

和:安いって言ってくれる人なかなかいないですよ。

杉:高いって言われます?

和:高いって言う人いますね。

杉:関西人だけでしょ(笑)。

和:今は7インチ1枚でも新譜で2500円とかするんで。

T:ちなみにこちらクレジットされているseizoさんとかは、私、tofubeatsの「恋とミサイル」という楽曲にも参加していたりとかですね、本当になかなか表では語られることの少ない、謎のコネクションがつまびらかになる一冊ですので、ぜひ。最後DJでもかけましたけど、本当にいい感じの楽曲入ってますし、レコードも黄色のバイナルです。そしてこちら「わたしたちの住環境学」。これフリーです。これでもマジですごいです。これ本当に全部フルカラーで面白いですし、あとミュージシャン的にはこちらの三浦さんが神戸に、塩屋に実は移住しまして、そのスタジオの内観写真もあったりとか。

和:すごい面白い立体音響システムのスピーカーがあって。

T:で三浦さんの家と和久田さんの家の建築士さんは一緒?

和:建築士というか、大工さんが一緒ですね。地元の工務店があるんですけど、旧グッゲンハイム邸の修理とかもやったりしてて。

T:設計図なく家を作るという。

和:若い子っていうか40代くらいの大工さんのチームで。

杉:設計図なくて作れるもんなんですか?

和:作れるんですよ。男2人、女2人のチームなんですけど。

杉:終わりがけにめっちゃ面白そうな話するじゃないですか(笑)。

和:そういう彼らのワークスもこの(「わたしたちの住環境学」)中にもちょろっと載っているので。

T:あとこれの続きもまだ書いているので。2025年もずっと書いていますね。

杉:なんかちょっと悪口多なってませんか?また人に厳しくなっている感じがする。

T:黒玉がでっかくなってる時期なんでしょうね(笑)。

杉:黒玉ちょっと抑えないと。あんま大きくなりすぎるとね。アーティストイメージとか。

和:そこはマネージャーがちゃんと抑えて。でもたまにしか読んでないでしょ。日記は。

T:そんな何ヶ月かに一回しか更新してないんで共有用のやつは。

杉:もっとなんかシャンクの話をせなあかんな。

T:最近いい話は外部の原稿で言うことが多いんで、ヘイトが溜まってる可能性ありますね(笑)。

杉:まあまあそういうね、ストレス発散って言って書き方もあれですけど、まあそういう本当のことを書いてるから、あいつら…みたいなことも書いてるし、そっちの方がまあ面白いですよね。

和:まあね、後で一応形になるときはそういうとこ消えていったりとかね、するパターンもあるんですけど。まあ意外とでもまあそれなりにそのまま…

T:今は書き殴ってる状態ですね。まあでも結構そのまま出てるかなって思ってるんで。

和:第三者的に見て、そんなひどいこと書いてるような感じはしないです。もっと書いていいですよ(笑)。

杉:変なことっていうか、人を傷つけるようなことじゃなければ。これはこう思いましたよって。

和:それは杉生塾にも通じることだと思うんですけど、そこをきちんと書いていくみたいなことっていうのはね。

T:まあ、ちょっといろいろごちゃっとしましたけど、いろいろ売ってますんで。フリーイベントなんで、分かりますよね…っていう話だと思いますんで(笑)。

杉:小寒くなってきてるんで、締めましょう(笑)。

3人で。tofubeatsが手に持っているのは和久田書房のトートバッグ